- 芝居噺
- しばいばなし【芝居噺】落語・人情咄の形体の一。 江戸は初代三遊亭円生, 大坂は初代桂文治の創始。(1)落語の中に芝居がかりで演じたり, 芝居の真似を演じたりする箇所のある落語芝居噺。(2)人情咄の調子で進み, 大詰めになって鳴り物や声色で芝居がかりとなり, 引き抜きで衣裳を替え, 立ち回りなどもあり, 背景を用いる, 東京の正本芝居咄。(3)既にある歌舞伎の一幕を, 一人でさながらに演ずるものの, 衣裳は通常のままであり, 背景なども用いないが, オチのある上方の芝居正本落語。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.